通常技魔術

現代の魔術師としては最上級とも言える素質の持ち主。かつては極点に至るのではないかと多くの魔術師に注目されていたが、実用性を是とする彼女は極点へ至る研究から道を違えた。基本的に苦手な魔術はないが、特に優れているのは錬成術。

キャラクタープロフィール

異類封印機関(エクスキューター)『十処鬼』の権威ある第九位に位置づけられる。処刑号は『厄災領域』。
その魔導による要塞や兵器の建造能力は、誰もが認めざるを得ない一級品で、同等の才能を持つ者はほぼ皆無。

錬成術の名門ファーヴナー家の出身で、魔術の世界においてその名は一目置かれている。
オルガノン魔術協会では術式理論科を専門とし、早くも10代で準冠の地位、すなわち名位(インペリアル)を得ている。
銀冠の大魔術師アルバ・クォンティオ＝ノーツ・ロゼルベルからも「『極点』に到達しうる」という高い評価を受けており、彼女の能力と才能は広く認められていた。

しかしながら、その後彼女の目指すものが「『極点』への到達」ではなく凡俗なものであることが発覚し、その結果、異端魔術師として協会から追放された。異端執行者から逃れるために、彼女は異類封印機関に自らを売り込む道を選択する。

メノス・ファーヴナーが異類封印機関に求めていたのは、魔術の研究開発を可能とする環境だった。そのため元々は技術開発部門への所属が予定されていたものの、ウルスラの見立てにより「有事のときにメノス・ファーヴナーの力は大いに役立つ」と判断され、特例として『十処鬼』への配属となる。

§

武装
>魔導杖
竜の腱をセコイアの木材で補強し、大粒のエメラルドとアメトリンを嵌め込んだワンド。金字で刻印されている。
魔術戦を殆ど行わないため、ほとんど使用する機会は無い。

戦力
>イモータルゴーレム・アタナトイ
それぞれが高い戦闘力を有するゴーレムの集団。
役割を分担して自律した軍隊として運用できる。
修復機能まで搭載されており、破壊されても他のゴーレムが戦う間に再起可能。
>>シフトアップ
吸血鬼の機能を参考に追加されたアタナトイの機能。
高エネルギーを生み出し、運動能力を増幅するが、長時間継続すると自壊の危険性がある。
>スカイウォッチャー・エグリゴリ
上空を浮遊する情報収集衛星。
星と星を繋ぎ合わせた魔法陣によって稼働し続ける大魔術。
凝縮させた魔力を雫のように落として爆撃することもできる。
>スペースサブマリン・レヴィアタン
メノス・ファーヴナーの拠点。
地中、空中、水中、その他計測できるあらゆる空間を潜航できる。結界そのものともいえる艦。
通常、空間を歪曲させることで地形に影響を与えないように潜航する。

最終更新日時： 2023/06/10 01:31