キャラクタープロフィール

『煙蜘蛛』の処刑号を持つ『十処鬼』第八位の処刑官。
元は異端執行者(リザルトコレクター)だったが、異類封印機関(エクスキューター)の待遇を気に入って快く招聘を受け入れた。
軟派で社会的には悪に含まれる部類の人物だが、芯はあり、行動に伴う責任も重く見ている。
軽薄だが同僚に対しては面倒見もよく人情もある。一方、長いものには巻かれる主義でもあり、上層部の決定には一切逆らわない。
気を引き締めるために任務前には必ず煙草を吸うのが彼のルーティンであり、愛飲する銘柄はとある魔術師が受注生産しているもの。これは何種もの特殊薬物に魔術的加工を施したもの。
全盲だが、鋭く発達した五感と特注の義眼によって補っている。

交戦を好まず、じわじわと追い詰める手法を得意とする。
身体能力は他の処鬼と比べると見劣りするが、それを補う戦術力、優れた決断力と行動力を以て格上の相手でさえ蜘蛛のように追い詰める大物喰い。
入念な準備をしてから戦闘に臨む慎重型で、綿密に罠を張り巡らせる。特に入り組んだ場所や屋内などは彼の独壇場。
手段を選ばず、必要とあらば味方さえも切り捨てる。また、相手を罠に嵌めるために話術、幻術、心理術やその他のファクターを巧みに組み合わせて誘い込む(あるいは追い込む)といった手法も使いこなす。

§

武装
>王国の剛糸
蜘蛛のような外見の吸血鬼『進撃王国』が自分の領域を繋ぎ止めるために用いていた糸を加工した細いワイヤー。
束ねれば真祖の一撃さえ受け止める驚異の強度がある。
基本的に階級の高い処鬼しか使用許可を出されない。
>透視灯
透視の魔術を刻印した懐中電灯。
照らした先を透視する。される側からは見えないが、視線に敏感な者なら視られていることには気付く。
>魔眼銃
特注品。機能を切り替えて使うことができる。使い手から切り離された魔眼の力を無理矢理解放させるため、弾薬魔眼には大きな負荷がかかる。それぞれ連続使用には限界がある。
1.貫通の魔眼(1発/150時間)
とある魔術師から剝奪した貫通の魔眼を加工した霊装。
視線の先にある物質を削り取る性質を持つ。
耐久性を無視して確実にダメージを与える強力な霊装。
2.解体の魔眼(対象の魔術ランクによる)
構造を解明し、分解する魔眼。
本来の機能を制御することはできないため、「魔術の解体」にのみ特化させて運用している。
魔術に対して撃ち込めば、成立済みの術式であろうと解体する。
ただしオリジナルではないこの魔眼では古代魔術レベルの神秘強度のものは突破できない。
3.魔弾
通常の弾。シンプルに魔力弾を発射する機能のみを刻印した宝石を用いる。
魔力は時間経過で回復する。