通常技古代魔術

ロスト・エインシェント。
失伝された神代の魔術。現代の魔術師では再現はできず、決して打ち破れないとされる。
ベルナドライの周囲の魔力は変質し、古き在り方を取り戻す。
現代魔術程度の神秘であれば、伝聞で再現してしまう。

キャラクタープロフィール

『金髭公(きんしこう)』と異名を持つ彼は、真祖グリメィディアを親とする第一位始祖で、真祖を除けば最も強大な吸血鬼とされている。
始原の三祖に離反した吸血鬼たちが作った組織『薔薇連盟』では、現存する4人の最古参のひとりであり、最も影響力を持つ存在である。

彼は保守派であり、年功序列を重視する。新参の真祖エリス・バルトロイアを忌み嫌い、彼女とは対立関係にある。
始原の三祖を下し、全吸血鬼を自分の支配下に置くこと、そして吸血鬼を中心とした新世界の創造とその支配を目論んでいる。

吸血鬼としての特異な力は持っていないが、圧倒的な身体能力と古代魔術を駆使した戦闘能力は極めて高い。他の吸血鬼からは最も真祖に近い存在として一目置かれている。

吸血鬼となる前の彼は、大神の血を引く半神として誕生し、虹霓の魔女から数々の魔術を学び、その名を最も優れた魔術師として広く知らしめた存在だった。
神代の終焉と魔女の反乱によって古代魔術が力を失ったとき、彼はかつての栄光を取り戻そうと必死になった。その結果、血を流すほどの研究と試行により、彼は現世に古代魔術の存在を辛うじて繋ぎ止めている。

新しいものに対する彼の強い忌避感から見ても明らかなように、彼は過去への深い執着がある。
真祖の不死性を古代魔術の保管に利用しようと、彼は真祖グリメィディアを襲撃したが、失敗し返り討ちに遭った。その後はグリメィディアの気まぐれにより眷属として蘇ることとなる。力をつけ彼女に離反したベルナドライは、志を同じくする吸血鬼たちとともに『薔薇連盟』を立ち上げた。

過去から現在に至るまで、その生き方は彼自身の信念と野望を強く反映している。過去の栄光を追い求め、新しい世界への道を開くために挑み続ける彼の姿は、多くの吸血鬼にとって恐怖であり、尊敬の対象でもある。

§

武装
>魔剣ディンボロスヴァンド
神が鍛造した一振の真性霊装。
闇喰の魔剣。
かつては太陽の聖剣だったが、所持者であるベルナドライの吸血鬼堕落によって濁った。
ディンボロスの魔窟の最奥にて屍竜に突き立てられていた剣で、この屍竜を撃破したことでベルナドライの手に渡った。