通常技疑似血醒態『偽想血醒』

「吸血鬼」という幻想を見に宿す異能。吸血による身体能力の一時的増強、精神操作、高速再生、日光による弱体化、銀による火傷、流水への接近不可、などの特性が一時的に付加される。

キャラクタープロフィール

十処鬼でも屈指の実力者のひとり。処刑号は『不純(プラッシュ・ドール)』
第三位始祖クラスの吸血鬼と互角以上に渡り合える。
血醒態を取り込んだことで決定打となりうる切り札も複数有しており、高い評価を得ている。
しかし体に不調を来たしているため、あと10年保つかわからない現状。
委員会やウルスラは彼女の能力を保管するか継承させたいと考えているが、
ベアトリスはそれを拒み続けている(自分の薄汚い血を残したくないという理由で)。
常に苛立っているような人物で、人との関わりが苦手。部下を多く持たず、単独から少数で行動することが多い。
吸血鬼として高い適性を持ち合わせていたホワイトエアには強い劣等感を抱いており、ことあるごとに衝突する。

ベアトリスは近親姦によって生まれた。
右目が小眼球だったことを気味悪がった家族や周囲の人間から虐待を受けて育つ。また、この経験が成長過程での逃避行動としての薬物や犯罪に繋がった。
とある人物との出会いによって同族食いの扉を開かれる。
人肉食は彼女に一時的な安堵感をもたらす行為となった。忌み嫌う血を雪ぐかのように。
後に吸血鬼の実在を知った彼女はその存在に憧れを抱き、自身も吸血鬼になることを望むが、彼女の持つ特異性がその望みを断ち切り、ついに叶うことは無かった。これにより、彼女はよりいっそう自分の血を呪うようになる。

§

>静止の魔眼
瞳のないベアトリスの右目に埋め込まれた魔眼。
魔力を通すことで作用し、目視した対象を静止させる。
耐性値が高い相手に対しては重圧として作用する。
魔術師フェノエイズ・ブランクフェイによって施術された。

薔薇連盟から2体の吸血鬼を撃滅し、その能力を継承している。
>光陰の識視
光の珠に対象の弱点を投影し破壊する血醒態。持ち主は『光珠卿』ヤエン・サーパストール。
接触を起点とするため接近する必要はあるが、一度接触してしまえば確実に弱点を創り出す。
>闘竜血陣・咬合大輪
『闘竜』鬼嵜速弩から継承した血醒態。
血で陣(サークル)を描くことで発動。
範囲内の動き全てを明確に捉え、最速で反応できる。魔術発動のための起点に使うことも可能で、魔力が通っている状態であれば外部からの飛び道具を自動で迎撃できる。
ベアトリスが使用する場合、範囲は半径10メートルほど。もとの持ち主鬼嵜は最大1km程の範囲をこれで捉えた。