必殺技超能力『死神の邪視』

両眼で焦点を合わせた対象の死期を縮める邪視。
この眼が観測した「死の運命」は現実のものとなり、避けられぬ死をもたらす。

キャラクタープロフィール

処刑号『終劇姫』。異類封印機関『十処鬼』第十位処鬼。
黒のカジュアルドレスに身を包む少女。
腰には父の形見であり魔剣ノーファウスと呼ばれる宝威霊装のレイピアを帯びている。

自己主張と口数が少なく、過去の出来事もあり悲劇的な観念に囚われがち。
強い目的意識がある人物には好意的で、結果だけでなく努力も評価する。
人を率いることは苦手で、部下への指示はほとんど側近に任せている(これは大抵の十処鬼がそうだが)。

幼い頃から父親に退魔師として厳しく育てられた。同時に大切にもされておりノエル自身もいつか父親の助けになれることを夢見るが、母親を殺した吸血鬼の再来によって父親までも失ってしまう。
抵抗むなしく吸血鬼によって捕らえられた彼女は、同じように連れ去られてきた子供たちと共に数ヵ月の苦しい日々を強いられることに。
のちにエクスキューターから実働部隊が差し向けられ、件の吸血鬼もホワイトエアによって撃滅される。ノエルを含む生き残っていた子供たちもこのときエクスキューターによって救出された。
当時のノエルは自分を助けたのがエクスキューターとは知らなかったが、この件をきっかけに「誰かを守り、救う」在り方に強い憧れを抱くようになり、その志を胸に進み続けた結果今の十処鬼ノエルがある。
ノエルはホワイトエアが当時の自分を助けた人物であると薄々勘付いているが、確信には至っていない。

ノエル・シャンデリアは潜在的にとある超能力を秘めており、ある怪魔との交戦時に両親の死がフラッシュバックし、それが引き金となって覚醒した。
彼女が『死神の邪視』と呼び忌み嫌うそれは、強力無比だが扱いを間違えれば取り返しのつかないものでもあるため、普段は特殊な眼帯を着用することで誤発を防いでいる。
この能力が発動している間は彼女の脳内に「この力が覚醒した瞬間＝両親の死」の記憶が鮮明に引き起こされ続け、精神に多大な負荷がかかることになる。

§

武装
>魔剣ノーファウス
意思持つ魔剣とも呼ばれる宝威霊装。
ノーファウスという剣士が生涯をかけて編み出し洗練させてきた執念の業を記録しており、所持者に比類なき剣の才を与える。
これを携えたノエルの剣技は他の追随を許さないほどの練度を誇る。

超能力
>死神の邪視
眼に宿る力ではないため、正確には魔眼ではない。
両眼で焦点を合わせた対象の死期を縮める邪視。
バロールの魔眼の亜種ともいわれる、「死の運命」を幻視する異常な力。
この眼が観測した「死の運命」は現実のものとなり、避けられぬ死をもたらす。
この目に映る者は運命によって殺されるため、これに対抗するには莫大な魔力を要する。