キャラクタープロフィール

『極彩獣』の異名を冠する薔薇連盟の高位吸血鬼。
オルガノンに属する魔術師でもある。

人間時代はオルガノン魔術協会で生物科の講師を務めるほどに才知に溢れた魔術師であり、位階は宗位(マジェスティ)。
吸血鬼となってからも在籍自体はしており、技量だけなら名位(インペリアル)相当と目される。
派手な出で立ちに違わず目立つことが好きな性格だが、魔術の隠秘には細心の注意を払っている。
その注意深さは、魔術犯罪の容疑で幾度も協会に捕縛されるも隠匿に一切の漏れがなかったために全て不問とされているほど。

親吸血鬼はダルキア・ケイオワイルス。
半不定形の吸血鬼である彼の血を受け継いだことにより、変容の能力が開花している。
ミリアムは念じるだけで自身の肉体の形質を変化させることができ、自分の肉体より巨大な姿に変容することもできる。そのサイズ限界は体積換算で5立方メートル程度。

この能力と魔術の併用により、固有魔術『異空体収納(イレギュラー・ボックス)』を会得している。
物体を体内に収納することが可能となる能力で、これにより彼女は常に数々の道具や霊装を持ち歩いている。

また、彼女は魔術師としては珍しく文明への理解が深く、電子機器や銃火器といった文明の利器も好んで使う。

ベルナドライ派閥についている理由は、ベルナドライの散り様を間近で見たいから。

血の好みは『突然変異の血』。

彼女が好んで使う霊装

クダークマの破魔石
体内に埋め込まれた深紅に輝く宝石の真性幻想。魔術に接触することで強度・規模に関係なくそれを破壊できる。
魔術を破壊すると石は割れてしまうが、自己修復の力を持つ。修復は破壊した魔術のランクが高いほど時間がかかる。

嵐の翼(カーズィング)
強力な風を巻き起こす翼。攻撃に使用するのが本来の使い方だが、ミリアムは肉体変容により腰に翼を生やすことで飛行に転用することもできる。