キャラクタープロフィール

薔薇連盟に属し、真祖プロステラードを親とする第二位始祖。
『再誕の亡霊』『継転不滅者』と呼ばれることもある。

生前は学者と魔術師を兼任しており、どちらにも全力で打ち込み生業としていた。オルガノンや秘窮會(アンノウン・タイトル)には属さないものの、魔道探求者として高い知識と技術を兼ね備えていた。
人類が持て余している地球の膨大なマナもいずれは枯渇すると予見し未来を憂いたが、同調するものはいなかった。
そこでマナを観測不能状態に加工して未来の特定の座標に射出するという楔の発明に着手し、見事に完成させる。
完成させた楔を各地の霊地に打ち込むために生涯をかけた旅に出るが、その道中で真祖プロステラードの手によって眷属化する。
後に血醒態を発現し、自死によってプロステラードの支配から逃れ独立。その後、真祖に反旗を翻す薔薇連盟の存在を耳に挟み、その扉を叩く。
当時の薔薇連盟は新たな同胞を頑として受け入れない組織だったが、ヴァイシャ(現在はマティアス・ロードギルツ)に魔術の腕を認められたことで初の外部参入者となった。
エクスキューターによって幾度も撃滅されているが、その度に血醒態によって転生している特異な吸血鬼。
現在の肉体は27代目で、転生時期は19世紀後半。転生先とローガン・エヴァンスは水兵として家庭を築き、その後にシュナフが覚醒した。

元々はよりよい世界のために魔術を極めんとする人物だったが、幾度もの転生を経て多くの人格が混ざり合った結果として、現在のシュナフの人格は本来のそれからは大きく乖離している。

魔術による雷撃や爆破を多用する戦闘スタイルが主流。過去に自分が打ち付けた楔から魔力を吸い上げて強力な魔術を連発する。
一応、過去の記憶や経験を活かして様々な武器種を使うことも可能。

血醒態は『魂殻移転』。
これが起動している限り、仮に体が全損しても知識や記憶を引き継いで別の肉体に転生できる。ただし転生先は「一定の魔術素養を備えている生後間もない人間の赤子」という条件の個体からランダムに選ばれる。
意識の主体は転生先の人物にあり、人格も転生先に依存する。潜在意識下でシュナフと転生先の人格や知識・記憶の一体化は進行していく。
また、早ければ10代、遅くとも30代で吸血鬼として覚醒する。
一体化と吸血鬼化が完了した段階でようやく新たなシュナフ・アーレン・ルシアンの誕生といえる。
この血醒態も引き継がれるが、再度吸血鬼として覚醒しなければ起動しない。

※誕生日はローガン・エヴァンスのもの。