1章-1節:【創世のポートフォリオ】
イベント参加作品

ログインすると大きなサイズで閲覧できます。
物騒な仏僧
明日ありと思ふ心の徒桜夜半に嵐の吹かぬものかは
(意訳:明日も咲いていると思っている桜の花だけど、夜中に嵐が吹けばたちまちに散ってしまう。そうならない保証がどこにありましょうか?)
これは、鎌倉時代を生きた僧、親鸞が詠んだと伝わる和歌です。人の命とはかくも儚く、脆いものだと。
「敬法」という名前は、彼の主著――即ち我々が根本聖典と仰ぐ書物『顕浄土真実教行証文類』の末巻「化身土巻」の中に著された、中国唐代の高僧善導大師の著作『観無量寿経疏』からの引用文中にある字より頂戴した法名です。
そういうわけで、わたくしは一次創作のイラストと小説を少しばかり書いている、しがない仏僧です。
こんなナリですが、好物はもっぱら剣と魔法の洋風バトルファンタジーであって、和ものは全然描きません。ちなみに中の人のリアルは髪の毛生えてます。
主に高校生時代の3年間に美術概論、素描、日本画を中心に美術を学び、
大学生時代に宗教学(キリスト教学、西洋哲学を含む)、仏教学(浄土教と真言密教を中心に)、国文学(専門は近世文学)を修めています。
どうぞよしなに。
Artist: 敬法さん