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コラボコメント

「破壊活動を繰り返す無法者が現れた」と天使から救難信号を受けたエレイシアは、信号の座標地点である魔界雪山ダインの麓に赴いた。
しかし、待ち受けていた敵は熾天威星と同等の実力を持った凶悪な魔獣『ニドルゲン』だった。
山の麓に降りてきたニドルゲンは悪賢い性格で、餌を集めるべく力の弱い者ばかりを付け狙って略奪行為を繰り返していたのだ。

奴のなすがままにされては魔界のみならず、いずれ他の世界の調和も乱れてしまう。

エレイシアはニドルゲンの腹部目掛け神聖力の込められた光弾を続け様に撃ち込む。
並の悪魔が相手なら絶命しかねない威力での攻撃だが、巨体のニドルゲンは意にも介さず邪魔をする一体の天使へ敵視を向けにじり寄っていく。

「キチュッ!ピピ!」

ニドルゲンはおぞましい液体を垂らした針を突き立てようと試みるが、機動力に優れたエレイシアは難なく躱していく。
しかし、針を振り回すその速度は巨体に見合わない程であった。持久戦に持ち込まれれば、いずれ当たる。分泌される液体を見るに、まともに受ければ...

「正面からの勝負は互角か、ならば...!」

即座にエレイシアは距離を取り、精神を集中させる。
そして光と共に彼女の手には大剣が授けられた。
それは数多の魔性を裂き、滅してきた真実の白剣。

剣から放たれる殺気を感じた巨獣は思わず身動ぎする。
だが、それを振るう前なら仕留められる。そう確信したニドルゲンは恐るべき天使へ口を開け見据える。

火薬に似た臭いが立ち込め、巨獣の口内で巨大な針がせり上がってくるのが見える。

その時だった。

「わふもふっ!」

吹雪の中から喋る毛玉が巨獣目掛けて飛んできたのだ。
果たして...!?

最終更新日時: 2019/01/01 13:25

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Heil Flandre

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