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通常技心魂機構

心の構造を理解し、構築する魔法。
彼女の力は血肉と共に分けえ与えられ、かつてのクオリティは無い。
クオリティは不要。文明の発展に必要なのは大量生産だった。
心魂機構は高純度のオリーブオイルで駆動する。
キャラクタープロフィール

これはその悪い魔女のお話_
裏切りは雷鳴のように突然だった。
私の首を両手で掴む使い魔のエンジン音は、激しい動作をしたわけでもないのに廊下まで反響していた。
故障だ。
メンテナンスは欠かさなかったはずだが、おそらく老朽化等で心魂機構にエラーが発生し暴走したのだろう。
残念ながらおしまいだ。心魂機構は敢えて量産に舵を切り質を落としたため、コレの機構は替えが利かない。最初に作った使い魔だからそれなりに愛着もあったのだが、壊れたコレは放置するには危険すぎる。スクラップにするしかない。
室内の防衛機構に信号を送った。この使い魔をその場で破壊できるほどの性能は無いが、拘束までなら問題ない。最優先でやるべきことを済ませた僕は何とか殺されないための抵抗として使い魔の腕を掴む。
数秒が経過した。防衛機構の起動が遅く感じる。
十数秒。防衛機構はまだ動かない。自衛をほとんど使い魔に任せていたせいで、メンテナンスを怠っていたことを思い出す。
数十秒。抵抗の限界が近い。俺とこいつは出力が違いすぎる。もうダメだ、こんな死に方か。
数分。回らない思考で違和感にたどり着く。この使い魔の出力なら既に僕の細首なんてへし折られているはずなのに。
使い魔の手が緩み、離れる。僕は咳き込むように空気を吸い込む。頭が痛い。
「……やはり私にはあなたを殺せません。お願いです。今すぐ地下道と港を全て封鎖してください。我々は……お茶会の皆さまは、賊国の濡れ衣を着せられたのです。もう間に合いません。私たちだけなら逃げられます」
使い魔は俄かには信じがたいコトを言い出した。虚言のエラーでも出ているのだろうか。嘘をういたログも、エラーログも……出ていない。おかしい。記憶領域にもおかしいところはない。信じがたいが、この使い魔は真実を発している可能性が高い。真実なら大変なことだ。今からでも仲間を助けないと。
「総力戦、準備して。外国に配備されてる機械もすべて、動かせる機械はすべて、非常事態モードに切り替えて。お茶会の皆を優先して、間に合う人だけでも助けないと」
「嫌です」
即答だった。
コイツ、何を言っているんだ?
機械のくせに、ふざけやがって。
「……やはりあなたは、私を選んではくれないのですね」
再びその両手が僕の首を掴んだ。エンジンが唸り、火を噴いた。
熱い。熱い、あまりにも痛い。皮膚が、肉が、肺が、眼球が、全部、沸騰して乾いて焼けていく。発熱した四肢の回路も焼き切れて、身動きもとれない芋虫のまま、僕は意識を手放した。
※細かい情報は設定資料の詳細欄をご覧ください。
キャラクター詳細
誕生日 | 5月1日 |
職業 | 魔女 |
1人称 | 公的:私、吾/私的:私、僕/敵意:俺 |
好き | 友人、臣民、次いで探究と発明 |
嫌い | 孤独 |


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