通常技毒物摂取

過去に行われた実験の影響により、毒物でしか栄養摂取が出来ない特異な体質に変貌した。
液体、錠剤、粉末等々――どんなものでも毒物なら歓迎らしい。

必殺技リコリス・ラジアータ

有毒アルカロイドの一種、リコリンが血中濃度の約50%を占め、手の平からも微量な毒素が検出されている。
対象との接触時、経皮吸収で致死量に至る場合もある。

キャラクタープロフィール

管理局の地下室に軟禁されていた、かつ異例となる人間の調査対象。

【調査報告書①】
管理局の地下、本棚だけがある殺風景な部屋の中で対象は生活――と言うよりも、軟禁されていた。
食事を摂っている様子が見受けられなかったため、食事について聞くと、山積みに置かれた段ボール箱を指差した。中身を確認したところ、細かに梱包された箱全てに『毒物・劇物』と記載されており、更にその中身も大量の錠剤や粉末、液体など、はっきり言えば薬物の見本市のようだった。

【調査報告書②】
発言はやや攻撃的だが、質疑応答や意識、振る舞いなど、どれにおいても異常は見られない。
外界との交流が長らく遮断されていたため、昨今の情勢にはかなり疎い。その分、知識として蓄えようとしている姿勢が伺え、職員が対象のためにと持参した書籍を熟読しており、ハードウェアにも興味を示している様子も見受けられた。

【調査報告書➂】
対象に強く当たっていた調査員一名が有毒アルカロイドの一種、"リコリン"を致死量摂取したことによる食中毒に罹り、同日死亡。対象に尋ねた結果、『自分が彼を殺した』と自白。
毒物を食事としていることも含め、緊急で行われた身体検査の結果、"リコリン"が血中濃度の約50%を占めていることが判明。また、ごく微量ながらアルカロイドの一種と思しき毒素が手の平から検出された。

※以下、録音データの一部を文字起こししたものである。
「毎日1本ずつ彼岸花を食べるだけの仕事って言われてさ。それだけでお金貰えるって口車にまんまと乗っちゃって。何度か死にかけたこともあったけど、だんだん身体が毒に適応していって、毒物でしか栄養摂取出来ない体質になったってこと」
「君をそうした研究員の意図は分かるか？」
「生物兵器にしたいとか言ってたかな。発想が馬鹿だよね」
「……否定はしない。それで、調査員をどうやって殺したんだ？」
「この手から毒素が検出されたのは知ってるでしょ？で、相手の素肌に触れれば毒素が経皮吸収されてくから、致死量になるまで掴んでればいいだけ」
「なるほど。君からの毒で死にたくはないな」
「大丈夫だよ。せいぜい嘔吐か、下痢くらいの症状にするから」

キャラクター詳細

誕生日	9月23日
年齢	20歳
身長	162cm
体重	53kg（標準よりやや低め。毒物摂取のみが原因か）
１人称	自分、僕
２人称	君
好き	毒物、ブラックコーヒー、書籍
嫌い	寒い時期、モグラ