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コラボコメント
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「パーターというのですね。いい名前です」
「…君は『強く』なりたいですか?」
パーターはゆっくりとカーロストに近づいた。
パーター「…うん」
カーロスト「その意気です」
「君は可能性を秘めている。弱くなんかありませんよ」
…カーロストは即日、手続きをしてパーターを養子として迎えることにした。
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時は遡ること2011年。
1人の幼い子が、違法研究所「藍合研究所」の支部とされる場所の薄暗い部屋に、手足を失った状態で発見された。
保護された幼児は発見当時首輪を繋がれており、栄養失調でぐったりしていた。
国最大の権威ある研究所「ドリル島国立研究所」の尽力で少年は元気になり、里親を探すことになった。
1人の幼い子が、違法研究所「藍合研究所」の支部とされる場所の薄暗い部屋に、手足を失った状態で発見された。
保護された幼児は発見当時首輪を繋がれており、栄養失調でぐったりしていた。
国最大の権威ある研究所「ドリル島国立研究所」の尽力で少年は元気になり、里親を探すことになった。
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「パーター・リッシェル 種族は人間。性別は男。某違法研究所で手足が切断された状態で発見。発見当時栄養失調が見られたが現在は健康。
人見知りの傾向があり、当研究所以外の者には近寄りづらい。
内気な性格。音楽鑑賞を好み、音楽を聴くと楽しくなるのか踊る様子を見せることあり。
(一部省略)
…また、戸籍情報によると母親エイミー・リッシェルは近為人。既に死亡。父親は当研究所の元研究員マルコナー・リッシェル。マルコナー氏は現在国際指名手配を受けている。
以上
調査担当研究員 鳥塚 ものけ
保護担当研究員 吉白 信子」
人見知りの傾向があり、当研究所以外の者には近寄りづらい。
内気な性格。音楽鑑賞を好み、音楽を聴くと楽しくなるのか踊る様子を見せることあり。
(一部省略)
…また、戸籍情報によると母親エイミー・リッシェルは近為人。既に死亡。父親は当研究所の元研究員マルコナー・リッシェル。マルコナー氏は現在国際指名手配を受けている。
以上
調査担当研究員 鳥塚 ものけ
保護担当研究員 吉白 信子」
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里親募集の各人の概要文書。
研究所内でほかに保護されていた子供たちが次々と引き取られていくなか、パーターは文書を見るなり苦い顔をされて受け流されていた。
しかし、一人の男がパーターに目を付けた。
???「この子に一度会わせて貰えますか」
身長が2m近くあるだろうか、肉体美が光るその屈強な男はパーターと顔合わせがしたいと申し出た。
研究員の吉白はパーターを連れて来た。
吉白「ほら、あなたとお話したいってよ」
パーター「…こわい」
パーターは吉白の後ろに隠れてしまった。
彼の白と黒のバイカラーの髪色を見て、カーロストは確信した。
カーロスト「ああ…やっぱりこの子供は…」
吉白「え?何か?」
カーロスト「いや、お気になさらず」
すると、彼はしゃがんでパーターと同じ目線になり、
研究所内でほかに保護されていた子供たちが次々と引き取られていくなか、パーターは文書を見るなり苦い顔をされて受け流されていた。
しかし、一人の男がパーターに目を付けた。
???「この子に一度会わせて貰えますか」
身長が2m近くあるだろうか、肉体美が光るその屈強な男はパーターと顔合わせがしたいと申し出た。
研究員の吉白はパーターを連れて来た。
吉白「ほら、あなたとお話したいってよ」
パーター「…こわい」
パーターは吉白の後ろに隠れてしまった。
彼の白と黒のバイカラーの髪色を見て、カーロストは確信した。
カーロスト「ああ…やっぱりこの子供は…」
吉白「え?何か?」
カーロスト「いや、お気になさらず」
すると、彼はしゃがんでパーターと同じ目線になり、
「パーターというのですね。いい名前です」
「…君は『強く』なりたいですか?」
パーターはゆっくりとカーロストに近づいた。
パーター「…うん」
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「ぼく、弱いから手足を『切られた』んだ。強くなって、パパ…いや、マルコナーを見返してやりたい」
カーロスト「その意気です」
「君は可能性を秘めている。弱くなんかありませんよ」
…カーロストは即日、手続きをしてパーターを養子として迎えることにした。
最終更新日時: 2023/11/25 01:18
コラボキャラ
パーターを養子として引き取った。パーターからは「カーロストさん」と呼ばれている。彼の亡き母親と交流があったようだが…?
カーロストから「養子を引き取った」ことを知らされたときは人一倍喜んだ。パーターは自身にとって自慢の弟である。パーターの喋り方や行儀の良さは、大昔に王族であったパルロの背中を見て培われたもの。
誰よりもカーロストとパルロを尊敬していると自負する。島の人間は近為人に対して畏怖していたり差別的な目で見ることが多いが、彼は近為人を全く恐れていない。寧ろ人間の方が残酷だと考える嫌いがある。
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