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コラボコメント

 休日の公園にて――

 フェズルは、メドーマンとイーレのお出掛けに付き合わされることになり、メドーマンの提案で島中央部までやってきた。
 3人は、買ったお弁当を食べるために、北部・東部・中央部の境界に位置するドリル島最大の公園「ケーキパーク」に来た。
 メドーマンが飲み物を買いに行ったため、残った2人は近くのベンチに座ることにした。
 フェズルは老体のため早く座りたい一心でベンチに向かった。

 すると――

イーレ「すきありー!」

フェズル「わっ!!」

 イーレが背後から、フェズルが腰に着けているスタッフ(杖)を触ろうとした。

フェズル「おいちょっと待てこれは君は触っちゃあかん!!」

 身体を反らしながら慌てて杖をイーレから遠ざけた。

フェズル「君、これを下手に使ったら如何に恐ろしいものか知らんからいつまでもこんなことできるんやろ?本当に参るわ」

イーレ「だって、気になるんだもん~」

フェズル「駄目なものは駄目や。これはな――」

 いつも説明しているような気がするが、彼はいつものようにイーレにこの杖を触ってはいけない理由を教えた。

メドーマン「おい買って来たぞー」

 メドーマンが3人分のペットボトル飲料を持って帰って来た。

メドーマン「って…何やってんだ?」

 メドーマンが苦笑いしながら2人の様子を見ていた。

フェズル「もう買って来たんか。悪いな」

メドーマン「あんたはいつも通りカフェオレだろ?」

 メドーマンがフェズルにカフェオレを渡そうとした瞬間、イーレがそのカフェオレを奪い取った。

メドーマン「コラっイーレ!!」

フェズル「…もういいよ。俺そのコーヒーでいいわ」

イーレ「わたし、これ…飲みたかったの~」

 「ダメだこりゃ…」と首を横に振るメドーマンであった…







(以下、あとがき)
フェズルがいつも使っているこの杖は「ネオ・サイクロン零式」という、「初代ネオ・サイクロン」の復刻版のスタッフ(杖/魔砲銃)です。危険な魔法具等を扱うために必要になるライセンス(免許)で、「ゴールド」(最高クラス)を所持している者しか扱うことが出来ない魔砲銃です。
この杖を使いこなせる魔法使いは、彼のほかにドリル島国内でも数名しか存在しません。

私は自創作のコラボ投稿の際、属性を設定していることがありますが、イラストやSSの雰囲気を踏まえて決めているので、登場キャラの属性と関係無いときもあります(汗)

最終更新日時: 2022/06/15 02:28

コラボキャラ

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8

ソムト=イーレ

フェズルの娘ダリア・タウンフィールドは、イーレの教育係(家庭教師の様なもの)をしている。よくイーレはフェズルの杖を触りたがろうとするため、フェズルはこれに頭を抱えている。彼女は彼をよく茶化す。

八東 安(やひがし あん)

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8

フェズル

「おいイーレ君、触ったらあかん。これは君には使えんやつや」ーーいつもこの様なことを言ってイーレから杖を触られるのを阻止する。

八東 安(やひがし あん)

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9

メドーマン

生前は気の強かったイーレの尻に敷かれていた。生前の思い出に浸りながらも、彼は昔のイーレも今のイーレも心から愛している。

八東 安(やひがし あん)


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アーティスト

八東 安(やひがし あん) NEO

ドリソスの人です!浮上率乱高下中(プロフ◉欄 確認推奨)

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