ジャンル：ハイファンタジー、バイオレンス、人間の闇

マール暦1650年、ビルトロネ王国。
”サント・テリー”によって設立された、女性の人権を尊重するための慈善団体”クライン教会”に支えられ、人々は平和に暮らしている。
…ように見えた。

実は、クライン教会に幽閉されていた女”ソニア・ブレイディ”の行動によって、クライン教会が男や小人族、髭人族、半長耳族を奴隷のように惨たらしく扱い、最終的には殺処分する女尊男卑の団体であることが明らかにされた。
また、彼女の生き別れの父親と妹が”不死鳥の力”を持つことで、その力を利用すべく拷問の対象として追われていることも明らかになった。
サント・テリーはその事実を否定しただけでなく、教会を侮辱した者を奴隷にし、殺処分した。

ソニアの妹、”キャロライナ”キャロル”フェニックス”も父親から”不死鳥の力”を受け継いだことでクライン教会に狙われていた。
―これは、そんな重い運命を背負った彼女と、様々な事情を抱える仲間達の反逆の物語。