ドキュメント
『世界の創始者である女神エリダヌスに祝福されし大陸ハイリヒボーデン。
この大陸はかつて、荒れ果てていた。
それは魂の源であるアルマが底尽きた慣れ果ての姿であった。
女神がそこへ辿り着いた時にはすでに大陸にはひとりの竜しか存在しておらず、竜は一人ぼっちでただ悠久なる時を過ごしていた。
それを憐れんだ女神エリダヌスが一振り手を翳すと大陸に新しいアルマが誕生する。
すると死の大地だった大陸は蘇り、海が誕生し、青い空が現れ、そよ風が靡き、美しい草花が芽生えた。
そして女神は最後にひとりぼっちの竜が淋しくないようにと、そのアルマから自我の意志を持つ生命体をも創りあげたのだ。
やがて役目を果たした女神はそっと姿を消した。寂しそうにしたままの竜を残してーーー』